将棋ブログ~将棋めし(勝負めし)❗

将棋のプロ棋士・藤井聡太七段を始め、その他の棋士の将棋めし(勝負めし)に注目をしながら、対局も楽しませてもらっています。

第77期・名人戦第4局 【2日目】佐藤天彦名人VS豊島将之二冠(棋王・王位)将棋めし(勝負めし)

★第77期・名人戦第4局
【2日目】佐藤天彦名人VS豊島将之二冠(棋王・王位)将棋めし(勝負めし)


本局は見逃す事の出来ない重要な一局である。
佐藤天彦名人が勝てば、地元の方々にとっても非常に嬉しい一勝となる。
豊島将之二冠が勝てば平成生まれ初の名人誕生となる。
そして三冠達成となる。

前日に封じ手をされた佐藤天彦名人。
深浦康一九段が封じ手を開封し対局がスタート。
深浦康一九段は封じ手開封の際、二通の内一通のみ二度ハサミを入れられていた。



AbemaTVの中継インタビューで深浦康一九段と豊川孝弘七段曰く、二度ハサミを入れた理由は、中身は二重封筒になっており、封じ手の用紙が真ん中に納められているのを確認出来なかった為との事。
非常に珍しいケースだった様である。

あと、こちらも深浦康一九段と豊川孝弘七段が対局一日目の夜の夕食会の様子についてお話をされていた。長テーブルに40~50名が集団お見合いの様な感じで食事を摂られた様で、大人数でというのは非常に珍しかったとの事。

豊島将之二冠は食事を終えられた後、先に部屋を出られた様なのだが、佐藤天彦名人はその後も少し残られていたとの事。
その後、部屋を出られる際、襖を開けた所、その場は物置で、次に開けた襖もまた物置だったとの事でご本人も周りの方も苦笑いをされていたとの事。
その後、また別の襖を開けた所でやっと退出をされたそうである。
襖のある出口が四ヵ所あったとの事だが、豊川孝弘七段によると「出口の定跡がなかったのでしょう(出口若武四段に引っ掛けて)」「お腹は一杯で頭の中は盤面の事で一杯だったのでしょう」と時折ジョークを交えられながらお話をされていた。

【対局の日時と場所】
日時:2019年5月17日(金)
午前9時~
場所:福岡県飯塚市
「麻生大浦荘」
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☆午前のおやつ☆

【佐藤天彦名人】
⚫️モンブラン
⚫️フルーツ盛り合わせ
⚫️アップルジュース
⚫️紅茶

モンブランは非常に食べやすい大きさでありスムーズに召し上がられていた。
あとフルーツ盛り合わせの器が三日月型でオシャレだった。
視覚的にも楽しめる内容だったと思う。
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【豊島将之二冠】
⚫️フルーツ盛り合わせ

AbemaTV解説の八代弥七段によるとイチゴが好みではあるが、ケーキは自身で買う事はなく、どなたかのお家へお邪魔させて頂いた時に頂く位だとコメントされていた。
宮宗紫野女流二段はモンブランも好きだが、ショートケーキがとても好きとの事。
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☆昼食☆

【佐藤天彦名人】

⚫️カツカレー
⚫️アップルジュース

対局に勝つという意を込められてのオーダーなのかは分からないが、佐藤天彦名人と言えばカレーのオーダーが多い。
ボリュームのあるサクサクのカツに、たっぷりのカレールー。
気温が高くとは言えども終局までの時間に備えて、ガッツリと頂かれた事だろう。
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【豊島将之二冠(棋王・王位)】

⚫️しょうが焼き定食

一日目に佐藤天彦名人が頂かれた昼食メニューと同じ。
ボリュームがある感じではないのだが、食がどんどんと進みそうな感じではある。

☆午後のおやつ☆

【佐藤天彦名人】

⚫️ショートケーキ
⚫️フルーツ盛り合わせ
⚫️アップルジュース
⚫️紅茶

イチゴと生クリームがたっぷりなショートケーキだった。
フルーツの盛り合わせは夕食休憩に入られる30分前に平らげられた。

【豊島将之二冠】

⚫️フルーツ盛り合わせ

前日のAbemaTVの解説者が「二日目の午後のおやつは局面の事もあり、ゆっくりと味を感じられないでしょうね」とコメントされていたが、少しは糖分補給が出来た事だろう。

☆夕食(軽食)☆

⚫️サンドイッチ
⚫️アップルジュース

軽くつまんで食べられそうな感じではあったが、夕食休憩は僅か30分なので急いで食された事だろう。

第4局の対局の結果は、133手にて豊島将之二冠の勝利。
名人戦の開幕から無敗の4連勝。
豊島将之、平成生まれ初の名人誕生、そして三冠となる。

対局後のインタビューにて豊島将之二冠は「一局一局、丁寧に指してきた。実力以上出た部分もあったと思う。」とコメント。
佐藤天彦名人は「自分なりにベストを尽くしたが実力不足。最少局数で終えてしまったのは面目ない。」とコメント。

投了の際、佐藤天彦名人は「負けました」とハキハキとした声で負けを認められ、名人を防衛出来なかった悔しさや辛さを抱かれ気持ちの整理も出来ていないであろう中、インタビューにもきちんと答えられていて素晴らしいなと思った。

過日の叡王戦で、同じく4連敗された高見泰地七段の対局後の大盤解説会での様子をつい思い出してしまった。
きっと佐藤天彦名人の心境も同じに違いない。
棋界最高峰の名人位を三期連覇中だった佐藤天彦名人、応援をされていたファンの方に向けてのコメントには涙が溢れてしまった。

今期は残念な結果で終えてしまったが、次なるは順位戦で戦われて挑戦権を得て、また永世名人を目指して頑張って欲しいなと思う。

そして、報道関係者を一同にされての豊島将之名人への記者会見、インタビューでは以下の通りコメントされていた。

「無冠の時代が長かった。今後二つの防衛戦があるので10月の時点でどえなっているのかは分からないので頑張っていきたい。名人は小さい頃からの憧れ。思い描いている名人と比べると人間的な部分が未熟なので成長していきたい。」と話されていた。

豊島将之名人のお隣にいらした井上慶太九段(日本将棋連盟常務理事)へのインタビューでは「関西所属の名人は谷川浩司九段以来、二十数年振り。同じく関西所属の棋士が名人となり嬉しい。豊島将之名人には今後、八冠目指して頑張って欲しい。」とコメントされていた。

豊島将之先生、名人&三冠達成おめでとうございます。
そして、お疲れ様でした!